整った人事評価制度に生まれた不満。運用の工夫が課題を解決する〜ビズクリサポート支援事例〜
企業情報
| クライアント: | グッドデジタル社 |
| 業種: | IT企業 |
| 従業員数: | 15名程度 |
| 事業内容 | 企業のDX推進のパートナーとして、AI活用や業務基盤の構築、システム開発など幅広い事業を手掛ける。 |
| 支援したビズクリサポーター: | 森田祐司 |

支援概要
| 支援期間: | 約3カ月(現在継続中) |
| 面談時間: | 合計180分(60min×3回) |
| テーマ: | 人事評価制度のブラッシュアップ |
導入の背景
M&Aによって引き継いだIT事業をベースに拡大を続けるグッドデジタル社。しかし、人事評価制度が成長のボトルネックとなっていました。というのも、買収先の企業から引き継いだ人事評価制度があったものの、社員の多くが不満を抱えていて士気が高まりにくい状態だったのです。
もともとIT以外の事業を本業とする企業の人事評価制度だったこともあり、評価項目が実態に合っていないという声が挙がっていたほか、顧客先へ常駐するエンジニアからは日々の働きぶりを直接目にすることのない上司によって評価を下されることに、社内では不満が溜まっていました。
成果を出す人が報われるような仕組みの構築を目指し、グッドデジタル社は人事評価制度の見直しに着手します。しかし、社内に人事評価制度をつくった経験があるメンバーがいなかったため、いざ作成したものの「このやり方で問題はないのだろうか」という不安を拭うことができなかったといいます。そこで、オンラインで気軽に相談できる点や実績豊富な専門家が伴走支援してくれる点などを踏まえてビズクリサポートを利用することにしました。
ビズクリサポーターの選び方
さまざまな専門性を有するビズクリサポーターの中からグッドデジタル社が選んだのは、森田祐司氏でした。「個人と組織の成長」をテーマに、人事評価制度策定・活用などの実績を多く持っていることが大きなポイントになったそうです。
また、グッドデジタル社の経営者さまは「経営課題を相談するというのは、経営者にとって自分の足りない部分をさらけ出すようなもの。ある種の恥ずかしさを伴うものだからこそ、少しでも人となりがわかってから相談したかった」と言います。初回30分の無料相談や森田さん本人が登場するビズクリナレッジの記事で、あらかじめ人となりを知れたことも決め手になったそうです。

実行内容
まずグッドデジタル社が検討が進められていた人事評価制度について、ビズクリサポーター・森田氏がヒアリングを行いました。そこで課題の根本は、制度そのものではなく、運用の仕方にあることがわかりました。
次に「具体的に何を評価軸とするのか」「誰が・どのように評価していくのか」など細部を確認していきながら、「こういう場面で判断しにくくなる」「公平性・透明性・納得性という点で、ここは注意が必要」など運用面での課題をフィードバックしていきました。
たとえば、5段階評価で項目が用意されていたものの「5と4の違いは何か」「3と4はどう区別すればいいのか」という基準が曖昧でした。そのため、判断が属人的になり、メンバーの納得度が低い状態が常態化していたり、評価者が判断に迷った場合は中央値の3に偏ってしまうという課題が生じていたのです。
そこで森田氏は、「具体的にどんな行動を取っているのか」「その行動を何回程度行っているのか」といった行動ベースで定量的な根拠をもって評価する提案を行いました。
「制度自体はしっかりつくられていた」と森田氏が語るように、すでに整備されている人事評価制度が現場で機能するように、運用を磨き込んでいきました。

成果
森田氏の提案を受けて、現在グッドデジタル社では人事査定で使用していた評価シートの再構築を進めています。また、上司ではなく、案件に参加している営業担当がエンジニアを評価するなど、当人の働きぶりを最もよく知っている人物が評価者になる仕組みを構築できないか、という議論も始まっています。
グッドデジタル社の経営者さまは「自分たちが手探りでつくった制度では、本当に機能するかどうか判断しきれなかった。専門家にチェックしてもらえたことで、“お墨付き”をもらえました」と話します。
今後もグッドデジタル社では、森田氏の伴走支援のもと、より効果的な制度運用について検討していくとのことです。継続的に人事評価制度を見直し、ブラッシュアップを図る体制を構築できたことは、グッドデジタル社の経営者さまにとって大きな価値として実感されているそうです。

クライアントの声
経営をしていると、考えないといけないことが膨大です。特に私たちのような小規模の組織であれば、経営者がカバーしないといけない範囲は尚更広がります。そうなると、それぞれのテーマを突き詰めて考えるのは現実的に難しい。1人で全て対応できないからこそ、いかにそれぞれの分野の専門家の力を借りられるかが重要だと感じています。今回は人事の側面で相談しましたが、ビズクリサポートにはそれ以外にもさまざまな専門家がたくさんいるので、今後も何かあったら相談できたらと思っています。
ビズクリサポーターから一言
グッドデジタル社さまの場合、「人事評価制度を効果的に運用したい」といったように目標が具体的だったことが、支援がうまくいっている要因だと考えています。目の前に生じている問題と「そもそもどんなビジョンを達成するために、その問題を解消しなければならないのか」という会社の根っこの部分を往復しながら最適な提案を行えることがビズクリの強みです。漠然としたご相談よりは「管理会計のフローを見直したい」「営業組織を立ち上げたい」など、ある程度具体性のあるご相談を起点にした方が、課題を見つけやすく、方針も立てやすかったりします。そうしたプロセスの中で「理念やビジョンは、こうやって実現されていくのか」と実感いただけたらと思います。
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