やっぱりビジネスマナーは大切
伊藤 一彦 いとうかずひこ
IT営業の人材を育成し、大手企業に派遣するIT営業アウトソーシング事業と、介護レクリエーションというユニークなアプローチのヘルスケア事業を展開するＢＣＣ株式会社を経営する。2021年に東証マザーズに上場。「経営戦略を立て、実行する」。そんなシンプルなルールを忠実に実践することで、着実な事業成長を実現してきた。地域のビジネスコンテストの審査員やアクセラレーションプログラムのアドバイザーとしても活躍し、経営の鉄則を伝えている。
成功している経営者たちはなにを意識しているのでしょうか。
経営の成功者たちに、ビジネスを展開する上で大切にしているマインドについて語っていただきます。
ビジネスマナー
ビジネスマナーは社会人としての基本である。
「いまさらビジネスマナーなんて……。」などと言わずに、
もう一度原点に立ち返って、素直な気持ちで学んでほしい。
挨拶の仕方、名刺の渡し方、メールの書き方、電話の対応、
髪形や服装などなど、基本をしっかりと学習してほしい。
ではなぜ、ビジネスマナーが大事なのだろうか。
人は社会で生きていくうえで、ある一定のルールを守らなければならない。
例えば、日本では青信号で渡り、赤信号で止まる。
同じように、ビジネス社会で生きていくためにも、
ある一定のルールを守らなければならない。
ビジネスマナーは、ビジネス社会で生きていくための最低限のルールなのである。
厳しい言い方をすると……。
「ビジネスマナーすらわかっていない者は、ビジネス社会で生きていく資格はない。」
ビジネスマナーを知らなければ、思わぬ恥をかいたり、
相手に不愉快な思いをさせてしまったりすることがある。
例えば服装についても、知らない会社の知らない人がいい加減な格好をしていると、
もちろん誰も信用してくれない。
「自分には実力があるから髪型や服装なんて関係ない……。」なんて言っているから、
ビジネスマナーができていないと思われるのである。
謙虚な姿勢と素直な心を忘れず、ビジネスマナーを学んでほしい。
