戦略オプションでビジネス環境の変化に立ち向かえ
ビジネス環境の変化が激しい状況では、戦略案を1つだけ作れば良いというわけではありません。
戦略は様々な仮説に基づいて策定されるため、仮説が変われば戦略も変わります。
例えば、数年後にある地域との物流網が整備されるという情報のもとに戦略を立てていたとしましょう。それが、コロナや地政学的な要因などにより、戦略策定時に想定していなかった外部環境の変化が発生した場合は、当然戦略も機能しなくなります。
環境変化のリスク(発生可能性)をある程度予測しながら戦略を立てようとした場合、戦略は複数のパターンを用意したくなります。
いわゆる戦略オプションです。
戦略の策定のためにディスカッションを行うような段階ではいくつかのオプションを検討することが多いですが、戦略策定プロセスがデジタル化されていないために、検討結果がどこにも残っていないということが多々見受けられます。
戦略は策定された結果だけではなく、策定のプロセスにノウハウやナレッジが残っていたりするので、戦略策定の過程がどこにも残っていないことは非常に残念です。
戦略策定をデジタル化するビズクリクラウドでは、戦略オプションを複数作成することができます(有料プランのみとなります)。基本となる戦略を作成しておき、戦略をコピーして内容を修正することが可能です。
ビズクリクラウドではクロスSWOT分析を行うことができます。
クロスSWOTとは、
内部環境の強み(Strength)
弱み(Weakness)
外部環境の機会(Opportunity)
脅威(Threat)
をクロスさせて、4つの戦略の方向性を導き出す考え方の枠組みです。
クロスSWOTで導き出された4つの戦略の方向性は、一般的には
「強み×機会」は積極戦略
「強み×脅威」は差別化戦略
「弱み×機会」は段階的戦略
「弱み×脅威」は撤退戦略
と言われます。
ビズクリクラウドではクロスSWOT分析の結果もデジタル化されているため、複数のオプションを管理することが可能です。
ビズクリクラウドを活用して戦略策定プロセスをデジタル化し、戦略オプションを策定していきましょう。そうすることで環境変化への備えにもなり、社内におけるノウハウやナレッジの蓄積にもつながります。