「誠実」こそ企業存続の秘訣
2023.01 23
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    伊藤 一彦

「誠実」こそ企業存続の秘訣

「誠実」こそ企業存続の秘訣
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伊藤 一彦

伊藤 一彦 いとうかずひこ

BCC株式会社 代表取締役社長 中小企業診断士

IT営業の人材を育成し、大手企業に派遣するIT営業アウトソーシング事業と、介護レクリエーションというユニークなアプローチのヘルスケア事業を展開するBCC株式会社を経営する。2021年に東証マザーズに上場。「経営戦略を立て、実行する」。そんなシンプルなルールを忠実に実践することで、着実な事業成長を実現してきた。地域のビジネスコンテストの審査員やアクセラレーションプログラムのアドバイザーとしても活躍し、経営の鉄則を伝えている。

成功している経営者たちはなにを意識しているのでしょうか。
経営の成功者たちに、ビジネスを展開する上で大切にしているマインドについて語っていただきます。

誠実

「会社をつぶさずに続けてくることができたポイントは何ですか?」
色々な講演で最も多くいただく質問である。


その答えは、常に一つである。
「誠実に会社を経営してきたこと。」企業は存続することが使命である。
そして、存続するために最も大切なことが誠実なのである。

辞書には、「誠実とは私利私欲を交えず、真心をもって人や物事に対すること。」とある。
まさに企業経営においても大切なことだ。
また、企業は、法令を遵守することはもちろんこと、
企業の社会的責任や倫理(モラル)を守っていかなければならない。
「誠実な経営」とは、良いことも、悪いことも正直に話すことだと考えている。


失敗したり、何か不都合なことが生じたりしたとき、
それを報告するのは、とても勇気がいる。

しかし、それらを隠していても何も解決しない。
むしろ、できるだけ早く正直に話すべきなのだ。
我々は、失敗したり、不都合なことが生じたりしたとき、
関係者の方々に正直に話すことを心がけてきた。
そして、それが今の周りの方々からの信頼につながっていると考えている。



勇気をもって正直に話すことで、何度も助けてもらい、
多くの危機を乗り越えてくることができた。

「あのとき、正直に話して良かった。」

今振り返っても、心の底から、そう思っている。
プライベートまで聖人君子のように生きていけとは言わない。
私自身もそうであるように。
しかし、仕事には誠実に取り組んでいきたいものである。

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