いつも感謝の気持ちを忘れずに
伊藤 一彦 いとうかずひこ
IT営業の人材を育成し、大手企業に派遣するIT営業アウトソーシング事業と、介護レクリエーションというユニークなアプローチのヘルスケア事業を展開するBCC株式会社を経営する。2021年に東証マザーズに上場。「経営戦略を立て、実行する」。そんなシンプルなルールを忠実に実践することで、着実な事業成長を実現してきた。地域のビジネスコンテストの審査員やアクセラレーションプログラムのアドバイザーとしても活躍し、経営の鉄則を伝えている。
成功している経営者たちはなにを意識しているのでしょうか。
経営の成功者たちに、ビジネスを展開する上で大切にしているマインドについて語っていただきます。
謙虚
人は、生まれた瞬間から多くの人々に助けてもらって、成長していくことができる。
赤ん坊は、ミルクを飲み、おむつを換えてもらい、抱っこしてもらって成長していく。
大人になっても、たくさんの人の助けを借りて成長していくものである。
人には良いときも、悪いときもある。
悪いときには、助けてもらっている人々への感謝の気持ちを忘れることはない。
しかし良いときには、助けてもらった人々への感謝の気持ちを忘れてしまうことが多い。
そして残念ながら、良いときに感謝の気持ちを忘れてしまった人は、
次に悪くなったときに、誰にも助けてもらえなくなる。
良いときこそ、活躍できているときこそ、自分に自信があるときこそ、
感謝の気持ちを忘れずに謙虚な姿勢を続けていくのが大切なのである。
常に謙虚であれば、何かあったときも必ず誰かが助けてくれる。
そうして人は、多くの人に助けられながら成長していくのである。
感謝の気持ちを忘れず、謙虚な姿勢で生きていきたい。