たとえば企業内診断士として活動している方が副業として経営支援ができるように、また、地域で活躍している中小企業診断士が全国に商圏を広げられるように、場所や時間にとらわれずオンラインで経営支援ができるようなカリキュラムを用意しました。

このカリキュラムの設計にあたっては、実際に経営コンサルティング専業で独立開業し、長年経営支援の第一線で活躍してきた中小企業診断士の知見やノウハウをもとにしています。税理士や行政書士といった他資格を兼業せず、経営コンサルティングに特化した独立診断士は少数派です。左記に挙げた他資格のような独占業務がないため「食えない資格」と言われることもある中、どのように中小企業に価値を提供し、活躍し続けてこれたのか。豊富な経験を独自の“ビズクリメソッド”として体系化し、講座内のカリキュラムに落とし込みました。
特に意識したのは、経営支援の現場で活きる実践的なコツやノウハウを提供することです。資格取得にあたって身につけた知識を現場で活きる血肉に変えていくことを目標としています。

また、組織に所属している中小企業診断士も多いため、いつでも、どこでも、何度でも学ぶことができるeラーニングの形式を採用しました。通常業務を行いながら無理なく講座を受講することができます。

（※）平成 30 年 3 月関西大学 川村悟「企業内診断士の実態調査 -現状と活躍の可能性について」より

「ビズクリメソッド実践講座」では、5つのテーマで講座を提供しています。

会社経営について最も強い想いを持っているのは、経営者自身です。そんな経営者を支援していくとはどういうことか、支援者としてどんなスタンスで向き合い、どんな価値を提供するべきなのかなど、支援の現場で必要な視座やノウハウが、5つのテーマに詰まっています。

ビズクリメソッド自体の理解はもちろん、経営者に伴走する支援者としてのスタンス、ビズクリが提供する戦略策定支援Webアプリ「ビズクリクラウド」の使い方、オンライン活用のポイント、コンプライアンスに関する留意点など、合計15時間ほどのコンテンツに実践的なポイントを網羅しました。

　これまでビズクリナレッジ内でも「ビズクリメソッド実践講座」に関して、支援者としての「考え方」に関する記事や「ノウハウ」に関する記事、オンライン活用に関する記事など、講座に込めた想いや狙いを伝えるコンテンツを発信してきました。興味がある方は、ぜひそちらの記事もご覧いただければと思います。

「ビズクリメソッド実践講座」の特徴のひとつが、学んだことを実践できる環境を用意していることです。すべてのコンテンツを受講し、確認テストを終えた修了者は、面談を受けて審査に通過すると「ビズクリサポーター」として登録することができます。

登録後は、ビズクリが提供している企業支援サービス「ビズクリサポート」の認定コンサルタントとして、全国の中小企業経営者を対象にしたオンライン経営支援に取り組んでもらいます。

今後は受講者同士の視点や事例を集約・共有できる仕組みを構築していく予定です。実際に経営者と向き合い、よりよい伴走支援とは何かを探究していく中で新たなノウハウが開発されていくこともあるでしょう。そんなノウハウを講座に反映して、サービス全体のブラッシュアップにつなげていきます。中小企業診断士のポテンシャルを解放し、日本の企業をもっと強くするためにビズクリメソッドはアップデートしていきます。

中小企業診断士の資格を活かして経営コンサルタントとして独立開業したいと考えている方や経営支援の副業にチャレンジしたい方、さらには、これから中小企業診断士を目指す方も、ぜひ受講をご検討ください。